2014/05/06
安東河回村(アンドンハフェマウル)の伝統文化「河回別神グッ仮面劇(ハフェビョルシングッタルノリ)」
先日、韓国韓国公社在韓日本人ネットワークブログ記者団の活動で、安東ツアーに参加しました。ずっと行きたいと思っていた安東(アンドン)に日帰りで行ってきました!安東河回村(アンドンハフェマウル)は、伝統芸能の仮面劇がとても有名。仮面劇の正式名は、河回別神グッ仮面劇(ハフェビョルシングッタルノリ)…長くて覚えられない。
朝鮮時代、身分が低かった庶民たちの間で演じられてきた仮面劇です。今では韓国の重要無形文化財に指定されています。
ソウルで公演される仮面劇を鑑賞するのはとても高いそうなのですが、河回村の会場では無料で鑑賞できます!毎日公演されるわけではないので、公演日に合わせて行かないと損ですよ。
ちなみに3月~12月は、水・金~日の14:00~15:00、1月~2月は土・日 の14:00~15:00に公演予定です。
午後2時から公演が始まるので、早めに良い席を確保しましょう!座布団をもらい、入口を入って左側へ。

仮面劇の登場人物は、閣氏(新妻)、ヤンバン(両班)、ソンビ(学者)、ブネ(遊女)、チョンレイ(両班の下人)、ハルミ(老婆)、イメ(ソンビの下人)、パゲスン(僧侶)、ベクチョン(最下層の庶民)。
仮面の表情にそれぞれの個性がよく表れています。ペクチョンやパゲスンの仮面は顔とあごの部分が別々に作られていて、あごの部分が動くので躍動感があり、見る角度によって喜怒哀楽の表情を演出することができます。
仮面の原形は14個作られたそうですが、3個は紛失され、現在は11個の仮面が国宝としてソウルの博物館に保管されています。仮面の作者はイメの仮面を製作中に死んでしまい、未完成のためイメの仮面には顎がないのだそうです。
仮面劇、面白かったですよ~!ぜひ、実際に見に行ってください。それでは、特に印象に残った場面のみ紹介しますね。
まずは、伝統楽器の演奏と共に閣氏が登場します。肩の上に立っているのが閣氏。

牛にはびっくり!前の席に座ると楽しいと思います。

可哀想ですが、牛はペクチョンによって殺されます。ペクチョンが手に持っているのは牛の睾丸!

ハルミ(老婆)は、実は男性が演じています。この日は人間文化財の方が演じておられました。

ブネの役も男性が演じていました。この場面も衝撃。おしっこをするんですけど…

不真面目な僧侶、やばいです。まさかあんなことするとは…

顎のないイメは、馬鹿な役です。

高貴な笑みの両班。

セリフは韓国語なので内容を理解するのが難しいですが、日本語解説のガイドブックがあれば、より楽しめると思います。
ガイドブックは公演場の入口で1部2,000ウォンで販売していましたよ。演劇を見終わってからガイドブックを見つけたので買うのをためらいましたが、奮発して買っちゃいました!次回のためにしっかり勉強しておきます。
ツアーの最後に立ち寄ったのは、なぜかパン屋さん。→韓国三大ベーカリー「マンモス製菓」のクリームチーズパン

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