2019/08/25
【釜山1人旅】凡一洞「イ・ジュンソプ通り」
有名なテジクッパの食堂「ハルメクッパ」前の通りに「イ・ジュンソプコリ」の案内があったので、矢印の方向へ行ってみることに。
イ・ジュンソプ氏については、それまであまり知らなかったのだが、気になって調べてみた。
李仲燮(イ・ジュンソプ、1916~1956)は、韓国では学校の教科書に作品や伝記が登場するほど有名な国民的画家。東京で美術を学び、その時に知り合った日本女性、山本方子(まさこ)さんと終戦直前に朝鮮北部元山(ウォンサン)で結婚。1950年、朝鮮戦争が起こり釜山へ避難。さらに家族4人で済州島に渡るも、1952年、貧困から体調を崩した妻と子供は日本人送還船で日本へ。当時は日韓の正式国交がなかったため行き来も叶わず、イ・ジュンソプは愛する家族と生き別れのまま1956年に39歳の若さで生涯を終える。

ある位置から見た時だけ絵が浮かび上がる階段。絵はイ・ジュンソプ氏?

階段途中の広場には、イ・ジュンソプ氏の作品を描いたタイルや牛のオブジェが展示されている。


イ・ジュンソプ氏が愛する妻と子に送った手紙の展示物もある。家族のことをいつも考えていたんだなぁ…私も夫から手紙もらいたいな。私も手紙なんて書かないからもらえるわけないか?



階段脇に建っているボロ小屋が、イ・ジュンソプ氏が住んでいた家なのかな?案内板があったと思うが、よくわからなかった。

まだまだ階段は上に続いている。展示物を見ながらゆっくり階段を登るので、全く疲れない。

階段を登り切ると道路に出た。

道路脇のイ・ジュンソプ展望台からの風景。甘川文化村のような釜山らしい風景だ。
