2020/04/20
ベトナムでの社会隔離生活
ベトナムでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、4月1日から全国で15日間の社会的隔離措置をとっていましたが、ハノイ市とホーチミン市を含む28省・市に対しては4月22日まで延長されています。ハノイでは少なくとも4月22日までの21日間「社会隔離」は継続。22日まで感染者が増えなければ、23日からは段階的に制限は緩くなるようです。
私たちももちろん社会隔離中。外出するのは、3日に1度程度の食料品の買い出しの時だけです。住んでいるマンション内にスーパーマーケットがあり、混雑することもなく、買い占めもないので安心しています。
外食もできないので、家で食事を楽しもうと頑張って自炊をしています。が、私はやっぱり料理することが好きとは思えません。掃除と洗濯は嫌いじゃない。一応フードデリバリーは可能。
【社会的隔離措置の主な内容】
・全ての国民(外国人も)は自宅待機。
・食料、食品、薬品の調達や救急の目的、必需品、必需サービスを生産・提供する企業・工場で働く目的、及びその他の緊急の場合等、本当に必要な場合に限り外出すること。
・接触する際2メートル以上の間隔を保つ。会社、学校、病院の外部や公共の場所において3人以上で集まらない。
・原則公共交通手段による旅客運搬を停止。
社会的隔離措置の実施以降、新規感染者が減少傾向にあり、2020年4月20日(月)現在、累計感染者数は268人、新規感染者は4日間連続0人、感染者268人中214人が快復し、54人が治療中、死者0人!マジで凄いです!
ベトナムの新型コロナ対策は徹底しています。初期段階で韓国と中国からの入国を禁止。感染者が出た地区では、地区単位でロックダウン。感染者が出たマンションでは、その建物の全住民が完全外出禁止。他にも細かな対策がされています。
マスクをせずに外出した場合は罰金30万ドン(約1,500円)、コロナに感染していることを意図的に隠した場合罰金200万ドン(約9,500円)。使用済みマスクのポイ捨て罰金700万ドン(約3万2000円)という厳しい規則もあり。
そしてベトナム国民が協力的です。もしかしたら文句を言っている人がいるかも知れません。でもそんな様子は感じられません。
収入を断たれ困っている人々を助けるための対策として、ベトナム各地に無料で米を配給するための米ATMが設置されているそうです。
あとは国民の食糧確保のために、米の輸出をストップしたり。
ベトナム政府から日本に、医療用マスク5万枚と日本円にして1千万円相当の医療物資を寄贈していただきました。マスクや医療物資は今後日本に送られるそうです。
ベトナム、素晴らしいと思います。