2021/09/23
タトゥーがあっても入れる世界遺産の温泉「湯ノ峰温泉つぼ湯」
那智勝浦から次の目的地へ向かう途中、「湯ノ峰温泉つぼ湯」に立ち寄りました。湯の峰温泉は、川湯温泉・渡瀬温泉と共に、熊野本宮温泉郷の3つの温泉の1つ。有名な熊野本宮大社が付近にあり、開湯約1800年の日本最古の湯で世界遺産に登録された温泉でもあります。
温泉街中心部の湯筒は、約90度の源泉で、誰でも無料で自由に野菜や卵などを茹でることができます。

湯筒で茹でるため、新宮で買った生卵、実家からじゃがいもとネットを持参しました。わざわざ持って来なくても、周辺でも網入りの生卵10個400円くらいで販売していますよ。
茹で時間は、ゆで卵は11~12分くらい、じゃがいもは30分以上かかりました。

「つぼ湯」は、温泉街中心部から少し坂道を登ったところにあります。川辺の掘立て小屋の中にある2~3人が入れる程の小さな天然岩の湯船の温泉です。

30分交替制でグループで貸切で入ることができます。土日祝日は数時間待つこともあるようですが、私達は雨の平日に行ったので、待たずに利用できました。
2020年8月17日から湯の峰温泉公衆浴場が公衆浴場建て替え工事のため閉鎖されており、システムが一部変更しています。
公衆浴場休業の間は「つぼ湯」の道路を挟んで反対側に受付があります。つぼ湯利用料は大人400円、こども200円となっています。

入浴料を支払って番号札を受け取り、(混みあう時は)順番を待って入浴します。つぼ湯の入口に番号札を掛けます。

浴室には、湯船と桶、簡素な脱衣かごがあるだけ。石鹸類は使用禁止です。

温泉が湯船の底から湧き出しており、そのままではかなり熱いので、水を足して温度を下げます。

泉質は、美肌成分で知られる重曹と、保温効果に優れる食塩が少量含まれる硫黄泉。日によっては湯の色が1日に7回変化すると言われる不思議な温泉です。
公衆浴場の食堂棟も併せて休業中。2022年4月に営業再開予定です。つぼ湯、湯筒、公衆浴場前にある温泉の汲み取り場は、工事期間中も引き続き利用できます。
【湯の峰温泉「つぼ湯」】
住所:和歌山県田辺市本宮町湯峯110
電話番号:0735-42-0074