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江南(カンナム)の都心にある世界遺産「宣陵(ソルルン)・靖陵(チョンヌン)」

「太陽の末裔」ロケ地ツアーは一旦置いといて、昨日行った宣陵(ソルルン)・靖陵(ジョンヌン)をご紹介します。ユネスコ世界遺産「朝鮮王陵」40基のうちの1つです。2つか?

地下鉄2号線・鉄道盆唐(ブンダン)線宣陵(ソルルン)駅8番出口より徒歩5分ほど。江南(カンナム)の都心にあり、アクセスしやすい場所です。



宣靖陵(ソンジョンヌン)や、お墓が3つという意味で三陵公園(サンヌンコンウォン)とも呼ばれます。







宣陵(ソンルン)は、朝鮮王朝第9代王、成宗王(ソンジョン)と継妃(王の後妻)である貞顕(チョンヒョン)王后ユン氏のお墓。それぞれ別の丘に造られていますが、この2つのお墓はワンセットで「同原異岡(トンウォンイガン)」という形式だそうです。

宣陵入口には紅箭門(ホンサルムン)があり、ここから先は神聖な場所だという意味を表しています。その先には高さによって神が通る道と人間が通る道が分けられた石畳の2本の道、そしてその先には祭祀を執り行う丁字閣と続いています。



丁字閣へ上がる時も、人間は右側の階段を通ります。



まずは、成宗王のお墓を見学。



屏風石がありますという説明だったのですが屏風石がどれなのかよくわからない。こんもりしたところの下にある石のことか?





石の台は「魂遊石」というもので、魂が遊ぶための台。



武官や文官、羊や虎の石像が置かれていますが、これには王の墓を守る役目があります。





左側に貞顕王后のお墓があります。



壬辰倭乱(イムジンウェラン、文禄・慶長の役)の際に破損したのをはじめ、何度か火事などの災難に遭いました。



こちらには屏風石がありません。



宣陵(ソンルン)から、木々が生い茂る遊歩道を通り、小さな丘を越えたところに靖陵(チョンヌン)があります。

靖陵(チョンヌン)は、成宗の2番目の息子であり第11代王中宗(チュンジョン)のお墓。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」にも登場した人物だそうです。私は見ていないため、よくわからない。予備知識があるのと楽しめる場所だと思います。

朝鮮時代の陵としては数少ない王の陵のみが単独の単陵(タンヌン)という形式。元々はソウル市の北西部、京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)市に陵がありましたが、風水地理上の好地ではないという理由などで、1562年に現在の場所に移されました。



こちらは門と丁字閣、お墓が一直線上にあります。



ぐるっとひととおり見るのに1時間ほどかかりました。都心の真ん中にありながら公園内は森林のようで、遊歩道やベンチもあり、散歩をするにもぴったりの場所です。



毎月最終水曜日「文化のある日」、2016年5月5日~8日は、入場無料!景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮の4大古宮と宗廟、朝鮮王陵が無料開放となります。行ってみてね。※昌徳宮後苑と古宮夜間特別観覧は対象外

【선릉.정릉(宣陵・靖陵)】
住所:서울특별시 강남구 선릉로100길 1 (삼성동)
休業日:月曜日
入場料:大人1,000ウォン

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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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