2016/05/02
江南(カンナム)の都心にある世界遺産「宣陵(ソルルン)・靖陵(チョンヌン)」
「太陽の末裔」ロケ地ツアーは一旦置いといて、昨日行った宣陵(ソルルン)・靖陵(ジョンヌン)をご紹介します。ユネスコ世界遺産「朝鮮王陵」40基のうちの1つです。2つか?地下鉄2号線・鉄道盆唐(ブンダン)線宣陵(ソルルン)駅8番出口より徒歩5分ほど。江南(カンナム)の都心にあり、アクセスしやすい場所です。

宣靖陵(ソンジョンヌン)や、お墓が3つという意味で三陵公園(サンヌンコンウォン)とも呼ばれます。



宣陵(ソンルン)は、朝鮮王朝第9代王、成宗王(ソンジョン)と継妃(王の後妻)である貞顕(チョンヒョン)王后ユン氏のお墓。それぞれ別の丘に造られていますが、この2つのお墓はワンセットで「同原異岡(トンウォンイガン)」という形式だそうです。
宣陵入口には紅箭門(ホンサルムン)があり、ここから先は神聖な場所だという意味を表しています。その先には高さによって神が通る道と人間が通る道が分けられた石畳の2本の道、そしてその先には祭祀を執り行う丁字閣と続いています。

丁字閣へ上がる時も、人間は右側の階段を通ります。

まずは、成宗王のお墓を見学。

屏風石がありますという説明だったのですが屏風石がどれなのかよくわからない。こんもりしたところの下にある石のことか?


石の台は「魂遊石」というもので、魂が遊ぶための台。

武官や文官、羊や虎の石像が置かれていますが、これには王の墓を守る役目があります。


左側に貞顕王后のお墓があります。

壬辰倭乱(イムジンウェラン、文禄・慶長の役)の際に破損したのをはじめ、何度か火事などの災難に遭いました。

こちらには屏風石がありません。

宣陵(ソンルン)から、木々が生い茂る遊歩道を通り、小さな丘を越えたところに靖陵(チョンヌン)があります。
靖陵(チョンヌン)は、成宗の2番目の息子であり第11代王中宗(チュンジョン)のお墓。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」にも登場した人物だそうです。私は見ていないため、よくわからない。予備知識があるのと楽しめる場所だと思います。
朝鮮時代の陵としては数少ない王の陵のみが単独の単陵(タンヌン)という形式。元々はソウル市の北西部、京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)市に陵がありましたが、風水地理上の好地ではないという理由などで、1562年に現在の場所に移されました。

こちらは門と丁字閣、お墓が一直線上にあります。

ぐるっとひととおり見るのに1時間ほどかかりました。都心の真ん中にありながら公園内は森林のようで、遊歩道やベンチもあり、散歩をするにもぴったりの場所です。

毎月最終水曜日「文化のある日」、2016年5月5日~8日は、入場無料!景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮の4大古宮と宗廟、朝鮮王陵が無料開放となります。行ってみてね。※昌徳宮後苑と古宮夜間特別観覧は対象外
【선릉.정릉(宣陵・靖陵)】
住所:서울특별시 강남구 선릉로100길 1 (삼성동)
休業日:月曜日
入場料:大人1,000ウォン
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