2016/05/03
1年に1度行われる韓国最大の伝統行事「宗廟大祭(チョンミョデジェ)」
5月1日、宗廟(チョンミョ)で行われた宗廟大祭(チョンミョデジェ)を見に行きました。年に1度の貴重な機会です。
宗廟大祭当日は、宗廟は無料開放されていますが、祭礼観覧は先着順での入場となります。

宗廟大祭の詳細が記載された日本語のパンフレットなどが配布されています。

宗廟は、朝鮮王朝の歴代の王と王妃の位牌が祀られている場所で、1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。
宗廟大祭(チョンミョデジェ)は、宗廟で歴代王朝の先祖のために行う祭礼儀式であり、朝鮮王朝時代から続く韓国最大の伝統行事です。朝鮮王朝時代には年5回行われていましたが、1910年からの日本統治時代に中断、1969年から宗廟祭礼保存会(全州李氏大同宗約院)によって復元されました。現在は毎年5月の第1日曜に王の末裔にあたる全州李氏によって行われています。2001年には宗廟祭礼と宗廟大祭で演奏される祭礼楽もユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
宗廟大祭は、午前中は永寧殿(ヨンニョンジョン)、午後は正殿(チョンジョン)で行われます。特別にプレス席から正殿で行われる祭礼を観覧させていただきました。

たくさんのテレビカメラが撮影をしています。

伝統衣装を身につけた方々が登場し、儀式が始まります。




観覧席には大勢の人々。しかし、かなり距離があるため建物の中で何が行われているのかは、ほとんど見えません。

外に設置されている大型モニターの前にも儀式の様子を見守る大勢の人々の姿が。

モニターには、建物内で行われている祭礼の様子が大きく映し出されています。

午前中に儀式が行なわれた永寧殿。

5月1日(日)~5月7日(土)の期間中、敷地内の一角では宗廟祭礼に関する展示がされています。

こちらは、宗廟祭礼の神室とお供え物の再現。

宗廟祭礼の供え物は大きく分けると、東に乾燥された物、西に水気のある物、南に盃、中央に五穀と肉類が捧げられます。供え物は火を通した物通していない物、味付けした物と味付けしていない物があります。これは古代からの伝統を継承する意味があるそうです。

こちらのコーナーは、祭礼に使われる楽器の展示。

実際に楽器の音を鳴らす体験もできます。



「春の旅行週間2016」の実施に伴い、5月5日(木)~8日(日)の4日間、宗廟が無料開放されます。※期間中は自由観覧制ですが、日本語解説付き時間制観覧も実施されます。(9:40~、13:40~、15:40~)
【宗廟】
住所:서울특별시 종로구 훈정동 1
電話番号:02-765-0195
休業日:火曜日(ただし祝日と重なった場合は開館)
入場料:1,000ウォン
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