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1年に1度行われる韓国最大の伝統行事「宗廟大祭(チョンミョデジェ)」

5月1日、宗廟(チョンミョ)で行われた宗廟大祭(チョンミョデジェ)を見に行きました。年に1度の貴重な機会です。



宗廟大祭当日は、宗廟は無料開放されていますが、祭礼観覧は先着順での入場となります。



宗廟大祭の詳細が記載された日本語のパンフレットなどが配布されています。



宗廟は、朝鮮王朝の歴代の王と王妃の位牌が祀られている場所で、1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。

宗廟大祭(チョンミョデジェ)は、宗廟で歴代王朝の先祖のために行う祭礼儀式であり、朝鮮王朝時代から続く韓国最大の伝統行事です。朝鮮王朝時代には年5回行われていましたが、1910年からの日本統治時代に中断、1969年から宗廟祭礼保存会(全州李氏大同宗約院)によって復元されました。現在は毎年5月の第1日曜に王の末裔にあたる全州李氏によって行われています。2001年には宗廟祭礼と宗廟大祭で演奏される祭礼楽もユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。

宗廟大祭は、午前中は永寧殿(ヨンニョンジョン)、午後は正殿(チョンジョン)で行われます。特別にプレス席から正殿で行われる祭礼を観覧させていただきました。



たくさんのテレビカメラが撮影をしています。



伝統衣装を身につけた方々が登場し、儀式が始まります。









観覧席には大勢の人々。しかし、かなり距離があるため建物の中で何が行われているのかは、ほとんど見えません。



外に設置されている大型モニターの前にも儀式の様子を見守る大勢の人々の姿が。



モニターには、建物内で行われている祭礼の様子が大きく映し出されています。



午前中に儀式が行なわれた永寧殿。



5月1日(日)~5月7日(土)の期間中、敷地内の一角では宗廟祭礼に関する展示がされています。



こちらは、宗廟祭礼の神室とお供え物の再現。



宗廟祭礼の供え物は大きく分けると、東に乾燥された物、西に水気のある物、南に盃、中央に五穀と肉類が捧げられます。供え物は火を通した物通していない物、味付けした物と味付けしていない物があります。これは古代からの伝統を継承する意味があるそうです。



こちらのコーナーは、祭礼に使われる楽器の展示。



実際に楽器の音を鳴らす体験もできます。







「春の旅行週間2016」の実施に伴い、5月5日(木)~8日(日)の4日間、宗廟が無料開放されます。※期間中は自由観覧制ですが、日本語解説付き時間制観覧も実施されます。(9:40~、13:40~、15:40~)

【宗廟】
住所:서울특별시 종로구 훈정동 1
電話番号:02-765-0195
休業日:火曜日(ただし祝日と重なった場合は開館)
入場料:1,000ウォン

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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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