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サンティアゴ巡礼初日

【巡礼1日目】2016年9月21日
St Jean Pied de Port(サン・ジャン・ピエ・ド・ポー)→Roncesvalles(ロンセスバージェス)27km

いよいよ巡礼スタート。初日はいきなりフランス人の道で最大の難関というピレネー山脈超えからスタート。

ピレネー山脈の標高は約1430m。出発地点のサン・ジャン・ピエド・ポーは標高200m程なので、標高差は約1200m。

午前6時半にアルベルゲを出発。まだ夜明け前ですが、暑くならないうちに距離を稼ぎたいところ。一旦、8km先のオリソンを目指します。

巡礼路にはホタテマークや黄色い矢印、赤白マークの道標が書かれているので、それを頼りに歩きます。



風景が美しいから張り切って歩ける。



オリソン(Orisson)に到着!ピレネーを越える間に使える唯一のトイレがこちら。



グループに合流し、コーヒー休憩。



オリソンから先は羊が放牧されている草原地帯を眺めながら登って行く。



トラックの屋台が見えた。ゴンさんもいる!



非常食として準備したチョコバーを2本食べて、エネルギーをチャージ。





十字架を過ぎると道は未舗装路へ。この辺りで少し急な登り坂があるくらい。天候が完璧だったこともあり、ピレネー登山はそこまで厳しくなく気分爽快。



フランスとスペインの国境付近にサンティアゴまで765kmという碑。



標高1430mのレポエデール峠。入口から山頂まで1~82の標識。



午後2時前に山頂地点に到着。私は1人でグループの後方を歩いていたのですが、1人を除くメンバーをここで確認。なかなか追いついてこない最後の1人を待ったが、1時間以上待っても姿が見えません。



風が強く寒くなってきたのもあるし、もうこれ以上トイレを我慢することができず1人で山を降りることに。でも本当にこの道であっているのか?とりあえず山を降りるしかない。



やっと建物が現れた。そうそう、途中で我慢できず野ションした。ティッシュを自然の中に捨てたくないからそのままズボンを履いたよ。まあ巡礼路に捨てられたティッシュを目撃するが、まだ用を足している人の姿は未確認。



ここから舗装された道路を下り、この日の目的地ロンセスバージェスに午後4時過ぎに到着。結局最後の1人はさらに1時間ほど遅れて到着。とにかく無事でよかった!

標高約1000mに位置するロンセスバージェスにあるのは、大きな修道院とその付属施設、および数軒のバル(スペインの食堂兼バー)だけ。



150人の巡礼者が宿泊できる巨大アルベルゲ。ピレネーを越えた巡礼者のほとんどが宿泊します。宿泊費は1人12ユーロ。



チェックインの受付時に巡礼者メニューを予約しました。巡礼者用ディナーは1人10ユーロ。



4人にワインボトル1本。



スープはさつまいも味。



トマトソースのマカロニ。



メインはチキンかフィッシュから選択。私はフィッシュ、ゴンさんはチキンを選択。



チキンがジューシーでおいしい。



デザートはヨーグルト。



このベッドで、ベッドバグ被害にあった。巡礼とはベッドバグとの戦いである。



収容人数に対するシャワーの数が少ないため、シャワーは順番待ち。洗濯をしても乾かないので下着が足りなくなってしまった。

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コメント

韓国とキリスト教

韓国は日本と比べるとキリスト教信者が多いのでこういう巡礼ツアーもけっこう需要があるのでしょうか?
おそらく朝鮮民族の「恨」の精神とキリスト教の復讐哲学ルサンチマンがかなり共通する部分があるから、韓国で日本以上にキリスト教が普及したのでしょうね。

Re: 韓国とキリスト教

キリスト教信者が多い理由の1つは、元儒教の国だからというのもあるみたい。
しきたりが多く、そこから逃れるためです。また他人との交流の場としても利用されているように感じます。
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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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