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サンティアゴ巡礼13日目

【巡礼13日目】10月4日(火)
Brugos(ブルゴス)→Hontanas(オンタナス)31km

昨日の夜から相変わらず喉が痛い。疲れているせいで、免疫力が低下しているらしい。酷い風邪にならないうちに治したい。脚の痛みはかなり回復している。

買っておいたパンなどを食べて、午前6時半に出発。



大聖堂の横を通り、サン・マーチン門をくぐり、ブルゴスの街を出る。街の中は街灯の灯りで明るいが、曲がる箇所を見落とさないように気をつけないと道を間違えそう。

ブルゴスから少し離れるとメセタと呼ばれる高原の台地に突入。どこまでも平地が広がっていて村など休憩できる場所が少ない。ブルゴスから約10km地点、メセタに突入する手前の村で休憩。



ついに噂のメセタに突入。朝は寒いくらいでも日中は暑くなるので速めに歩く。今の時期だからまだいいけど、夏は悲惨だろう。



メセタの途中に1回小さな村を過ぎる。サンティアゴまで469kmの地点らしい。はっきり言ってこの時すでに限界。



そこからオンタナスまでは、また途中に村がなく、周辺は見渡す限りの麦畑。

ストックを持たず、傘を持つ美白命の男。日焼け止めは高いアネッサまたはアリィーのみ使用。



最後のほうはゴンさんに手を引っ張ってもらいながら無理やり歩いた。私は喉も痛くて何も喋れないのに、ゴンさんが隣で励まし続けてくれる。

もう限界…死ぬ間際って、こんな気分なのかもしれないと思った。そして、死ぬ直前にはゴンさんが手を引っ張ってくれた今のことを思い出すだろう。

やっとオンタナスの村が見えた。砂漠の中にオアシスを見つけた気分!



午後1時前、初めて誰よりも早くアルベルゲに到着した!午前6時半に出発したから、休憩時間を除けば、30kmの距離を約6時間で歩いたとして、時速5kmで歩いた計算になる!ゴンさんは私がいなければもっと速く歩けるけど、私はゴンさんがいなければ無理だ。改めて感心した。おゴン凄い!

私はこの後しばらく死亡。部屋は10人部屋を9人で使用。同じ部屋には静かめな人ばかりで助かった。



夕飯は、アルベルゲ1階のレストランでペリグリーノメニューを注文。スープとチキンと、何かわからないバニラなんとか(アイス?)というデザートをチョイス。飲み物は水かワインから選ぶのではなく、どちらも付いている!



スープもチキンも超ボリューミィ!



デザートは、アイスではなくプリンだった。



ゴンさんが注文したスパゲティは、冷蔵庫から取り出したインスタントを皿に盛り付けただけなのに5ユーロもする。ペリグリーノメニューは、1人で食べ切れない量が9.50ユーロとお得だ。





風邪が良くならない。ファン君からもらった薬を飲んで寝る。持参した葛根湯が底をついた今、怪しい薬を飲みたくはないが仕方がない。



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コメント

偉かった!

私もサンジャンで声がでなくなって、パンプローナ辺りでやっと出るようになりました。今は夫とバジャドリッドと言う町にいます。
早く良くなるといいですね。毎日楽しみに読んでます。

Re: 偉かった!

小林紀子様、コメントの返信が遅くなりごめんなさい。無事に旦那様と合流されたのですね!良かったです。
このところ日に日に寒さが厳しくなっていて、段々と冬が近づいているのを感じます。小林さんも風邪ひかれたんですね。お互い今後とも体調と安全には気をつけましょう!

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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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