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サンティアゴ巡礼28日目

【巡礼28日目】10月19日
Triacastela(トリカステーラ)→Sarria(サリア)25km

アルベルゲの近くのバルで軽く朝食を食べ、午前8時半出発。



トリアカステーラからサリアまでは、2通りの巡礼路がある。1つはリオカボ峠(Alto de Riocabo)を越えるアップダウンがある山道のルート。もう1つはサモス(Samos)修道院を経由する比較的平坦なルートで、約4kmほど距離が長い。私たちはサモス修道院経由のルートを歩く。











今日もくるみと栗を拾いながら歩く。自分で手に入れて食べるのは、買って食べるよりもおいしいのだ。



谷間に巨大なサモス修道院が見える。この修道院は5世紀に建てられたスペイン最古の修道院とのこと。著名なフェホー神父の「世相批評全書」には、"サモス修道院は世俗と隔絶した特別な場所で山によって囲まれ星でさえ真上に来ないと見えない″と綴られ、中世のヨーロッパでよく知られていた場所。





ガードレールは巡礼のシンボルであるホタテ貝の模様になっている。



アスファルトの道路で近道をした数人が先にバルで休憩している。私に何も言わずゴンさんも先回りをしているではないか!くそ!



サモス修道院の内部を見学するツアーに参加するか少し迷ったものの、外から眺めるだけにして先に進む。



また山道とアスファルトの道路の2通りがあり、アスファルトの道路のほうが約5kmも距離が短いらしいのでアスファルトに進んだ。さすがに5kmの差は大きい。



サリアの看板が見えてから、アルベルゲまでが遠い。



街中を通り、古い石の階段を登る。





ゴンさんが、私たち夫婦2人だけで部屋を使えるようにしてくれた。3階の部屋の窓からの風景が最高。目の前に聖堂の時計が見えている。



バルで8.50ユーロのペリグリーノメニュー1人分とプルポ8ユーロ。ペリグリーノメニューにはワインボトルが1本丸ごと付いてくる。パンの量もどう考えても1人で食べられないほど多い。





ペリグリーノメニューはボリュームが凄いので、1人1セット注文したら大変なことになりそう。



ガリシア地方はタコがおいしい。柔らかいタコをオリーブオイルと塩とパプリカパウダーで味付け。



スーパーマーケットでパン、ハム、チーズ、オレンジジュースなど食材を買う。



この日の夜、1名が気分が悪くなり心配したが、病院に行くほどでもなく安静にしたら翌日には良くなった。ゴンさんは、大げさに救急車を呼ぶなどと言っていたが、わざと大げさにしたらしい。

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コメント

ラストスパート

去年、サリアから100キロ歩いて完歩証明書を貰いました。笑。懐かしいです。
途中、メリデのタコ屋?はお勧めです。ゆでダコしか無いですが美味しかったです。確かイザキエル??と言うお店でした。

Re: ラストスパート

小林様、こんばんは!去年はラスト100km歩かれたんですね〜!それでも十分だと思います。800kmは長いし、飽きてきました。
ガリシア地方はタコがおいしいみたいで、毎日のように食べています。メリダが1番有名とのことなので、ぜひ食べてみたいです。
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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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