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大陵苑(テヌンウォン)・天馬塚(チョンマチョン)

前回慶州に来た時には入らなかった大陵苑(テヌンウォン)へ。確か入場料が2,000ウォンで、それを払うのがもったいなくて前回は入りませんでした。



大陵苑は新羅王朝の王や貴族の大規模な古墳群。広さ12万坪の敷地に23基の古墳が保存されています。

昔は敷地内にたくさんの民家があったそうですが、1970年代に整備され、現在のような公園になりました。



唯一埋葬された人物が特定された古墳は「陵」として塀で囲まれています。新羅第13代王の味鄒(ミチュ)王を祀られている味鄒王陵です。



大陵苑で1番大きな古墳は皇南大塚。埋葬された人物が特定されない場合は「塚」と呼ばれるそうです。



大陵苑の中で唯一内部を公開している天馬塚(チョンマチョン)。天馬塚の発掘作業は1973年に行われました。最初は皇南大塚を発掘する予定でしたが、その前に試しに天馬塚を発掘することになりました。発掘の結果、予想外の大きな収穫を得られ、当時は大変な騒ぎになったそうです。



5世紀末から6世紀の初頃に作られた古墳で、木の棺の上に大きな丸い石を積み上げ、土をかぶせて作られました。金冠を始め、各種の装身具、武器、馬具など11,526点の遺物が出土しました。本物は国立博物館に所蔵されており、ここにはおもな出土品数点のレプリカが展示されています。



発掘当時の様子を再現しています。



この古墳から見つかった天馬図(チョンマド)。1500年前古新羅時代唯一の絵画として大変貴重なものだそうです。



天に登る馬の姿が描かれたこの絵から天馬塚(チョンマチョン)という名前がつけられました。



この金冠は慶州の国立博物館で本物を見て感動しました。→国立慶州博物館





赤い葉っぱが綺麗でした。



【大陵苑(テヌンウォン)・天馬塚(チョンマチョン)】
■住所:慶尚北道 慶州市 桂林路9(皇南洞)경상북도 경주시 계림로 9 (황남동)
■ホームページ : 慶州文化観光guide.gyeongju.go.kr(日本語), 文化財庁www.cha.go.kr(日本語)
■アクセス(ソウル⇒慶州)
①東ソウル総合バスターミナル⇒慶州(1日25本運行:直行22本、深夜3本)
所要時間約4時間 ARS +82-1688-5979
慶州市外バスターミナル お客様窓口 +82-1666-5599/事務所+82-54-772-2377
慶州高速ターミナル +82-54-741-4000②江陵高速バスターミナルからタクシー(約10分所要) 
②ソウル駅⇒新慶州駅(直行KTX 1日20本:平日と週末で運行本数が異なります)
 所要時間約2時間
③ソウル駅⇒慶州駅(直行なし、東大邱駅で乗り換え(KTX、ムグンファ)1日18本運行)
所要時間約3時間
鉄道お客様窓口 +82-1599-7777(英語)、+82-1544-7788(韓国語)
■アクセス( 慶州⇒大陵苑)
新慶州駅出発:50、 51、70、座席700番バス利用⇒慶州高速ターミナル下車⇒大陵苑まで徒歩約8分

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コメント

No title

はじめまして、akiと言います。
韓国が大好きで調べものしていたら、こちらのブログに辿り着いて、なんだかとてもユニークなご夫婦だなぁと思って、いつも楽しく拝見させてもらうようになりました。
でもご主人としばらく離れてしまうのですね。
良い奥さまですが、理解があり過ぎるような気も・・・。
でも、ご主人の向上心も素晴らしいと思いました。
寂しいでしょうけど、この機会にmikiさんもやりたいことや好きなことして過ごしてくださいね。

慶州の古墳公園、ツアーで行ったのですが(時計台のあるところ)、こちらもあるのですね。
近くまで行けるコチラの方が良いです!
いつか行ける時があればいいのですが・・・。
なかなか地方ヘ行くことが出来ません
(涙)







Re: No title

akiさん、初めまして!
あたたかいコメントありがとうございます。
昨日、私は日本に帰国しました。

夫とはしばらく離れ離れですが理解のあるフリをしているだけで、本当はかなり文句言いました。
でも文句を言って鬱陶しがられるのも嫌なので、諦めてしまいます。
私もやりたいことでもあればいいのですが、私の1番は、夫と一緒にいられることなので切ないですね。

韓国地方旅行も良いですよね。慶州は釜山を拠点にすると良いかもしれないですね。
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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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