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ハンピが無くなる!?

ハンピに着いた日の夜、現地に住む日本人マミさんに出会いました。「泊まっている宿は大丈夫?」とマミさんに心配そうに言われたのですが、その時は訳がわかりませんでした。

翌日の朝、通りに出てみると昨日まで営業していた売店やレストランが無くなっていました。さらに進むとマミさんが居て、マミさんの旦那さんがやっていたというレストランが半分壊れていました。

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道路を拡げる為に、はみ出している部分をブルドーザーが壊してまわっているところでした。

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ハンピが世界遺産に登録されてから、許可無く営業しているお店は撤去しなければならないという理由で今どんどんお店は無くなってしまっているのでした。来年にはもうハンピは無くなるかも知れないって…

マミさんも旦那さんも不安な表情を見せず、どちらかと言えばあっけらかんとしている風にも見えました。自分が同じ状況なら間違いなくうろたえるはずなのに、マミさんは「すべてを受け入れる」という前向きで強い女性なんです。

レストランが営業できなくなってしまい、余ってしまうということなので食材を譲ってもらいました。譲ってもらった食材を使ってクッキング。

ゆで卵とゆでジャガイモ。

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トマトと玉ねぎのスープスパゲティとサラダ。

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ハンピは欧米人向けのレストランが多くて、ピザやパスタもよく食べました。どこで食べてもおいしいけど食費はかさみます。

渡し船の営業時間は7時から5時半までなので、朝早くから遺跡巡りをしたりマタンガ山からの夕日も見たくて、5日目にハンピ側へ移動しました。

ハンピ側もここ数日の間に壊されて、コリアンレストランやマンゴーツリーというお店が無くなってしまいました。

カルヤンゲストハウスの向かいのAsha Guest Houseに泊まりました。初日にチェックした値段は1人350ルピーでしたが、5日後には2人200ルピーにディスカウントしてもらえました。タイミングが良ければ安くなるみたいですね。

宿のお母さんがキレイ好きなので、シャワー室もトイレも清潔です。居心地が良くて4泊しました。この宿もルーフトップは1人100ルピーです。

カルヤンゲストハウスはサキさんという日本人の奥様が居る日本人旅行者に大人気の宿です。サキさんは3年前にインド人のご主人と結婚しハンピに住むことを決めたのだとか。可愛い子供と優しいご主人と暮らしています。物腰が柔らかな落ち着いた雰囲気の女性です。4月に出版される本の執筆と子育てで忙しいはずなのに、全くそんな様子を見せません。うちの夫もコラムを書いているのですが、いつも余裕が無く執筆中はちょっと話しかけるだけでも気が散るといってすぐにキレます。

サキさんの本の内容をチラッと教えてもらいました。インドでの生活のことや家族のこと。疎遠になっているというお父さんの話は衝撃でした。結婚して子供ができたことを手紙で知らせたら返事が来たこと。お父さんからの手紙の内容がなんだかちぐはぐでカワイイのです。

「だんなさんはインド人」で検索すると現在ネット配信中の記事を読むことができるそうです。

■Kalyan Guest House
Janata Plot, Hampi-583 239
08394-241963




先送りにしていた遺跡巡り。やっと出かけました。

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コメント

昨日あったものが突然無くなる!
日本では考えられない光景。
中国とかインドなら、当たり前なんでしょうかね。

紹介いただいた「だんなさんはインド人」

とっても面白くて感動しました。

あくあさん
前日まで普通に営業してたのに次の日無いから驚きました。しばらくしたらまた復活してる店もありました!
「だんなさんはインド人」私も途中まで読みました。おもしろいですね。

みきさんパクくんこんにちはー。

もうインド出ましたか?私は今ハンピにいます。

のんびりした町ですねー。

宿をやっている日本人女性が

建物の撤去の話をしていました。

つい最近のことだったんですねー。

あっけらかんとしてるってのが

なんだか想像できます。

Re: タイトルなし

ショウコさん、コメントもらってたのに長期間放置していました。
ごめんなさい;^_^A
ハンピ、すっごく素敵なとこだね〜
また行きたいけど、次行った時にどんな風になってるんだろう。
ハンピに暮らしている人々が幸せでいて欲しいな。

マンゴーツリーまでなくなるなんて衝撃的でした!
あんなに素敵な場所だからぜひとも残してほしい!

Re: タイトルなし

わたしも行ってみたかったな〜(*^^*)
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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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