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タイの田舎の葬式

ステープさんの幼なじみが亡くなられたので、ステープさんが参列する葬式に同行しました。

チェンコーンからチェンセーンの中間地点にあるハッバイ村です。ハッバイ村は、チェンコーンからトゥクトゥクで約1時間、タイルー族の織物の村。→タイルー族の村「ハッバイ村(Ban Had Bai)」

午前9時頃にチェンコーンを出発し、午前10時頃到着。黒い服を着た人たちがたくさん集まっています。なんと400人以上とのこと。



最初はこの派手な飾りが棺だと知らなかったけど、後々気が付きました。台車に乗せた棺をお花やお供え物などで飾り付けています。



タイも仏教なので、わりと日本の葬式と共通点があります。遺影にお焼香のようなことをします。でも線香ではなかった。葉っぱの束のようなものを左から取って、拝んで、右に置く。お香典は200バーツ~500バーツ程度、白い封筒に名前を書いて渡します。



普段は村の市場である場所を会場として使っています。火葬場に行く前に食事が振る舞われるそうです。



おやつとして出された酸っぱい葉っぱ。



村の女性たちが食事の準備をします。昔の日本と同じですね。





午前11時頃、食事が運ばれてきました。1人1人に配るのではなく、数人でシェアして食べます。





内容は、カオニャオ、フライドチキン、スープ、タケノコ、きゅうり、辛いたれ。豪華な料理を期待していたけど、普段食べる食事と変わらないような…でも、この普通の食事おいしいです。タイのお坊さんは肉は食べないけど、葬式の料理には肉を使うんだね。



食後、少し離れたところにある火葬場へ移動。



ご遺体の乗った台車が親族らに引っぱられて火葬場に到着。





火葬場に到着してから、お坊さんのお経やグループごとの写真撮影など、時間をかけて行われます。



タイらしいと思ったのは、こんなところにまで宝くじ売りがやって来ること。ステープさんも買ってたし…ちなみに番号選んだのは私な。



各自配られた造花を棺の前にお供えし、最後のお別れ。



棺に造花を備えるため並んでいると、上から何かをばら撒くので、私も拾いました。



中に1バーツ硬化が入っているそう。綺麗だからそのまま持って置くものかと思えば、皆さん速攻中のお金だけ抜き取っていました。もっとたくさんお金が入っているのもあるみたい。



そして、ついに遺族によって火葬のスイッチ(リモコン!)が押されます。緊張感が漂う中…リモコンがうまく作動せず、結局リモコン使用せず着火されたよう。爆竹が鳴って花火が上がりました。火力が弱く時間がかかるため、一旦解散。

遺骨や灰は、墓地に埋葬するのではなく寺院の壁などに納骨したり、散骨、自宅に安置など。お墓なんて必要無いと思うので、私も死んだら焼いてその辺に撒いて欲しい。

火葬場から移動して、お寺にお参り。



元の場所に移動して、なぜかまた本格的に食事が始まるようでしたが、ステープさんと私はチェンコーンに戻ります。



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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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