2018/02/02
予約困難なニルギリ山岳鉄道の切符をマドゥライジャンクション駅で前日購入
ウーティー(Udagamandalam)に行くなら、メトゥパラヤム(Mettupalayam)という駅から世界遺産に登録されているニルギリ山岳鉄道に乗りたいと思っていた。ニルギリ山岳鉄道(ニルギリさんがくてつどう)とはタミル・ナードゥ州ニーラギリ県(ニルギリ県)に敷設された鉄道で、インド最古の山岳鉄道のひとつである。2005年からはダージリン・ヒマラヤ鉄道とともに、世界遺産「インドの山岳鉄道群」を構成している。
1845年に計画が持ち上がり最終的にはイギリスの手で敷設が行われ、1899年6月にマドラス鉄道会社の経営で一般向けのものとなった。この鉄道はメットゥパラヤムとウダカマンダラムを結んでおり、山岳部の駅は標高 2,200 m にある。この鉄道はインドで稼動している最後の蒸気機関車鉄道のひとつである。
ニルギリ山岳鉄道の軌間は 1,000 mm のナローゲージである。メットゥパラヤム - クーヌール (Coonool) 間では、車両は急勾配を登るためにラック式の蒸気機関車(スイスのスイス・ロコモティブ・アンド・マシン・ワークス(Schweizerische Lokomotiven und Maschinenfabrik)社製)に押されたり曳かれたりする。この区間の斜面の最大傾斜は12対1 (83 ‰) 、平均傾斜は24.5対1 (41‰) である。登るときには蒸気機関車は最後尾に連結され、列車を押し上げる。下るときには先頭に連結され、スピードを制御する。
クーヌール - ウダカマンダラム間は、列車はラック式でないレールの上をディーゼル機関車に牽かれて走行する。
この鉄道の走行区間は 45.88 km で208のカーブ、16のトンネル、250の橋が含まれている。メットゥパラヤムとウダカマンダラムの間にはクーヌール、ヒルグローヴ (Hillgrove) 、ウェリントン (Wellington) 、アラヴァンガドゥ (Aravangadu) 、ケッティ (Ketti) 、ラヴデイル (Lovedale) の各駅がある。ニルギリ山岳鉄道を管理するパラガット県管区 (division) は、およそ100万ドルの年間赤字を計上している。
クーヌール(Coonoor)~ウダカマンダラム間は1日4往復、メットゥパラヤム~クーヌール間は1日1往復。メットゥパラヤムからは午前7時10分出発する1運行のみ。
インド人にも人気の路線で、切符を取るのがかなり難しいよう。一応ゴンさんがCleartripで座席の予約状況を確認してくれたが、すでに満席でウェイティングリストなら予約できるようだけどインドの携帯電話が無いとその予約もできないらしい。
確かインドの鉄道にはタッカル(Tatkal)という訳のわからない制度があったはず。もしかしたらこのニルギリ山岳鉄道のチケットもタッカルで取れるかもしれないと思い、マドゥライのチケットカウンターで挑戦したのだ。申請用紙に細かい情報を記入して、カウンターへ。正確には、私が並んでいる間にゴンさんが申請用紙を記入。
ちなみにタッカルとは、一定数の座席を販売せずに確保しておき、前日に売り出すという制度。通常料金に加えてタッカル料を払う必要がある。
その間に多分10人くらい横入りされた!そのせいでゴンさんに怒られて泣くくらいのケンカになったし…なんでなん?インドムカつく!!!

カウンターの中の係員にダメ元で申請用紙渡したら「え?明日?」みたいな反応された。けど、カタカタってキーボード叩いて「70ルピー」とチケットを渡された!え?どういうこと?ニルギリ鉄道のチケット、前日に予約できちゃいましたけど!しかもタッカル料とか余分なお金払ってない。たまたまラッキーで買えたってこと?

そして、メトゥパラヤム駅でニルギリ鉄道の座席を確認したら私もゴンさんも窓側!

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