2018/02/03
世界遺産「ニルギリ山岳鉄道」に乗車し避暑地ウーティーへ
世界遺産に登録されているニルギリ登山鉄道に乗るため、メトゥパラヤム駅までやって来た。インドではニルギリ鉄道の他、ダージリン・ヒマラヤ鉄道、カールカー・シムラー鉄道の3つの山岳鉄道が「インドの山岳鉄道群」として世界文化遺産に登録されています。イギリスの植民地時代、イギリス人の避暑地への交通と紅茶の運搬などを兼ねて、これらの山岳鉄道が建設されました。
ニルギリ鉄道は「インドの山岳鉄道群」の中でも唯一のラックレール(アプト式)が使われ、約100年前のスイス製蒸気機関車が現役で走っています。

マドゥライ駅を前日の午後出発し、コインバトール駅で列車を乗り継ぎ、メトゥパラヤム駅には午前6時半頃到着した。午前7時10分発のクーヌール行きニルギリ山岳鉄道がすでに別のホームに停まっている。到着が遅れなくて良かった。
列車は4両編成で、1両目はファーストクラス、2両目はセカンドクラス、その他は自由席らしい。自由席の切符は当日メトゥパラヤム駅で購入できるようだけど、手に入れるのは大変そう。
前日にマドゥライで購入したチケットに記載されている座席番号を確認すると、私たちの座席はセカンドクラスの進行方向右側の窓側に向かい合わせだ。座席が確保できただけでもラッキーなのに、まさかの2人共窓側!
セカンドクラスの座席は、5席ずつ向かい合わせのボックスシート。私の向かい側がゴンさん。ゴンさんの隣はインド人カップル2組。私の隣は子供2人を含む6人のインド人ファミリー。インド人は体格が大きい人が多いので、少し窮屈な感じ。車両に通路は無く、全てのコンパートメントに扉があり、外からのみ開閉できる。遊園地のアトラクションみたいだ。

列車は定刻通りに出発!各駅に停車しながらゆっくりと山を登って行く。


現役の蒸気機関車を初めて見た。この列車がインドに残る最後の蒸気機関車ってことか。蒸気の力で動くということは水が必要ということ?クーヌールまで約3時間の間に小さな駅で休憩しながら給水作業や整備が行われる。その間は列車を降りて写真を撮ったり、売店でスナックを買ったりできる。


メトゥパラヤムからクーヌールまで、蒸気機関車は最後尾に連結され列車を押し上げて急勾配を登る。下るときには先頭に連結されスピードを制御する。線路の中央には歯車があるラック式のレール。

1日2回、列車が到着する時を楽しみに待っている猿たち。


クーヌールに近づくとニルギリティーの茶畑の風景が広がる。


クーヌールにも立ち寄りたかったけど、疲れてしまったので、そのままウーティーに向かうことにした。

クーヌールからは蒸気機関車からディーゼル機関車に交代し、普通のレールの上を走る。記憶は薄れていたけど、そういえば昔この区間は乗ったことがあったんだった。ゴンさんがその時の写真を見せてくれた。おいしかった食べ物や物の値段は割と覚えているのに、楽しかった思い出はどんどん忘れてしまう。なんで?
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