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世界遺産「ニルギリ山岳鉄道」に乗車し避暑地ウーティーへ

世界遺産に登録されているニルギリ登山鉄道に乗るため、メトゥパラヤム駅までやって来た。

インドではニルギリ鉄道の他、ダージリン・ヒマラヤ鉄道、カールカー・シムラー鉄道の3つの山岳鉄道が「インドの山岳鉄道群」として世界文化遺産に登録されています。イギリスの植民地時代、イギリス人の避暑地への交通と紅茶の運搬などを兼ねて、これらの山岳鉄道が建設されました。

ニルギリ鉄道は「インドの山岳鉄道群」の中でも唯一のラックレール(アプト式)が使われ、約100年前のスイス製蒸気機関車が現役で走っています。



マドゥライ駅を前日の午後出発し、コインバトール駅で列車を乗り継ぎ、メトゥパラヤム駅には午前6時半頃到着した。午前7時10分発のクーヌール行きニルギリ山岳鉄道がすでに別のホームに停まっている。到着が遅れなくて良かった。

列車は4両編成で、1両目はファーストクラス、2両目はセカンドクラス、その他は自由席らしい。自由席の切符は当日メトゥパラヤム駅で購入できるようだけど、手に入れるのは大変そう。

前日にマドゥライで購入したチケットに記載されている座席番号を確認すると、私たちの座席はセカンドクラスの進行方向右側の窓側に向かい合わせだ。座席が確保できただけでもラッキーなのに、まさかの2人共窓側!

セカンドクラスの座席は、5席ずつ向かい合わせのボックスシート。私の向かい側がゴンさん。ゴンさんの隣はインド人カップル2組。私の隣は子供2人を含む6人のインド人ファミリー。インド人は体格が大きい人が多いので、少し窮屈な感じ。車両に通路は無く、全てのコンパートメントに扉があり、外からのみ開閉できる。遊園地のアトラクションみたいだ。



列車は定刻通りに出発!各駅に停車しながらゆっくりと山を登って行く。





現役の蒸気機関車を初めて見た。この列車がインドに残る最後の蒸気機関車ってことか。蒸気の力で動くということは水が必要ということ?クーヌールまで約3時間の間に小さな駅で休憩しながら給水作業や整備が行われる。その間は列車を降りて写真を撮ったり、売店でスナックを買ったりできる。





メトゥパラヤムからクーヌールまで、蒸気機関車は最後尾に連結され列車を押し上げて急勾配を登る。下るときには先頭に連結されスピードを制御する。線路の中央には歯車があるラック式のレール。



1日2回、列車が到着する時を楽しみに待っている猿たち。





クーヌールに近づくとニルギリティーの茶畑の風景が広がる。





クーヌールにも立ち寄りたかったけど、疲れてしまったので、そのままウーティーに向かうことにした。



クーヌールからは蒸気機関車からディーゼル機関車に交代し、普通のレールの上を走る。記憶は薄れていたけど、そういえば昔この区間は乗ったことがあったんだった。ゴンさんがその時の写真を見せてくれた。おいしかった食べ物や物の値段は割と覚えているのに、楽しかった思い出はどんどん忘れてしまう。なんで?

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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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