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【釜山】日本人墓地の上に作られたスラム街「峨嵋洞(アミドン)碑石マウル」

釜山最終日。日本への帰国は午後発の便だったので、午前中は行ってみたかったアミドン(峨嵋洞/아미동)「碑石マウル」へ。土城駅から近いが、宿泊した宿から歩いて行くことに。徒歩で片道約40分ほど。

【峨嵋洞碑石マウルについて】
植民地時代、峨嵋洞に日本人の共同墓地があった。その後、朝鮮戦争当時、避難民が日本人の墓石を塀や礎石として活用し家を建て住み始めた。戦時下の当時、住宅用の資材が不足しており、日本人の墓石も建物や階段の礎として使われたという経緯がある。そうした墓石が今も残っており「碑石マウル」と呼ばれるようになった。

「碑石マウル」は、以前ゴンさんと来たチベット仏教寺院からすぐ。チベット寺正面に「아미동비석문화마을(碑石文化マウル)」の標識があるので、それを目印に坂道を登って行く。



物件情報の掲示板があったのでチェック。



我が家よりも安い1,300万ウォンのチョンセ物件がある。



急な登り坂をマウルバスが登って行く。



また掲示板だ。



坂道を登って行くと、それっぽい雰囲気に近づいて来ているのがわかる。



既に外国人旅行者たちまで詰めかけて賑わう釜山の代表的観光地になった「甘川洞文化村」と峠一つを挟んだところに「峨嵋洞碑石文化村」があるが、ここも観光地化を狙っているようだ。→ 釜山のマチュピチュ「甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)」



道端から高層ビルがひしめく釜山市内が見渡せる。





ここっぽい!



よく見ないとわからないが、墓地の上に家が作られているのか?



ご丁寧に案内の看板まである。この案内板を見れば墓石を見られる場所がわかる。



雨も降っていたし、12時のチェックアウトまでに宿に戻らなければならないので、あまりゆっくり見られなかったが、サクッと散策しただけでも墓石は見つけられた。



傘をさしたまま通れないような細い路地を進む。







頭の上に家を乗っけたお墓のゆるキャラちゃんまで登場する。





高台の展望台に出た。







民家と民家の隙間を縫って、行き道とは違う道を降りて行く。



雨だったせいもあるからかひっそりとしていて良かった。もう一度歴史のことも勉強してから、ゆっくり散策したい。

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コメント

No title

聞いたことはあったけれど、これが
日本人墓石村なんですね。しかしこれを「まち興し」に利用して抵抗ないんですかね~。

Re: 【釜山】日本人墓地の上に作られたスラム街「峨嵋洞(アミドン)碑石マウル」

chieko様コメントありがとうございます。
ここに今も住んでいる方々の感情が気になります。
もしかしたら、観光地化されたらメリットもあるのかも知れないですが、そっとしておいて欲しいかも知れないのかも?
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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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