fc2ブログ

水害から復興した国登録有形文化財の宿「人吉旅館」

熊本県人吉市には日本三大急流の球磨川が流れ、九州の小京都と呼ばれています。宿泊した「人吉旅館」が凄く良かったです!1泊2食付きで1人16,500円~ですが、満足度は価格以上です。



熊本県人吉市にある1934 (昭和9)年創業の老舗温泉旅館「人吉旅館」。数寄屋造りの和風建築で国登録有形文化財に指定されています。



2020年7月の熊本豪雨で、すぐ横を流れる球磨川が氾濫し「人吉旅館」 も被害に遭いました。1階天井まで水没したそうです。

被害の大きかった1階客室はまだ改修中ですが、全21室のうち2階にある8室のみ、2021年10月1日にプレオープンしました。本格オープンは2022年5月予定だそうです。以前は無かった露天風呂も完成予定とのことです。

歴史のある旅館ですが、お部屋はとても綺麗でした。布団もふかふかで寝心地も最高!



お部屋の窓からは球磨川が見下ろせます。球磨川は熊本県内最大の川で、最上川や富士川と並ぶ日本三大急流の一つ。災害後は休止していた、100年以上の歴史があると言う球磨川くだりも現在は再開されています。

改修が終わった源泉かけ流しの温泉は、座りながら入浴できるベンチ風呂や岩風呂、家族湯を完備。お風呂上りでもお肌のしっとり感が続きます。

そして、お料理が本当においしいです。朝夕とも1階の食堂でいただきます。



夕飯は、地元の食材をふんだんに使った懐石料理のフルコース。



朝食も食べ切れないほど!食べ放題のキムチもありました。残すのはもったいないので、無理して食べたので、かなり苦しかったです。食事の量が調整可能だとよかったと思います。



三代目女将は、韓国出身の方。お会いできるのを楽しみにしていました。食事の時にご挨拶しに来てくれました。着物を綺麗に着こなし、日本人でも難しいであろう女将業を立派にこなされています。相当な努力をされたと思います。

全く知らなかったのですが、「夏目友人帳」というアニメと関係があるらしいので、調べてみたところ、人吉市と球磨郡は元々、アニメの舞台のモデルとなっており、球磨川の西瀬橋や田町菅原天満宮など実在の場所が登場しています。ファンにとって「聖地」とされ、現地を実際に巡る「聖地巡礼」をする人も多いとか。こちらの「人吉旅館」も登場したようで、「夏目友人帳」関連の物が置いてありました。アニメを知っている人なら、テンション上がりそうですね!

今回初めて訪問しましたが、人吉温泉や国宝の青井阿蘇神社、グルメには鰻など沢山の魅力があり、また訪れたい場所となりました。

【人吉旅館】
住所:熊本県人吉市上青井町160
電話:0966-22-3141
定休日:なし
料金(立ち寄り湯):大人600円、子ども300円
シャンプー類・石けん完備、タオル無料貸し出しあり
営業時間(立ち寄り湯):7:30~21:00

関連記事

検索フォーム

プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




月別アーカイブ