2014/08/17
水道局山タルトンネ博物館
親戚のトルチャンチで仁川方面に出掛けたついでに、ずっと行きたいと思っていたタルトンネ博物館へ。タルトンネ博物館があるのは、地下鉄1号線東仁川(トンインチョン)駅の東側。東仁川駅4番出口を出て、この道をまっすぐ進みます。

坂道を登ると頂上の公園に水道局山タルトンネ博物館があります。

私たちが訪れた8月15日は、祝日だったこともあり韓国人観光客で賑わっていました。
博物館の入館料は大人(19歳以上)500ウォン、青少年(13歳~18歳)300ウォン、子供(5歳~12歳)200ウォン。

入場料500ウォンなら安いね~と喜んでいたら、なんとこの日は入場無料でした。たった500ウォンでも、なんだか嬉しい。

タルトンネとは、韓国の経済開発の過程で、地方から都市に移り住んだ貧困者たちが傾斜のきつい斜面に、びっしり軒を連ねて粗末な家屋をつくった地域。夜の空に近く見える場所の意味から、月の「タル」と町の「トンネ」を合わせてタルトンネと呼ばれるようになりました。近年は都市の再開発に伴ってマンションなどに建て替えられ、多くが姿を消していっています。
1970年代頃のタルトンネの家屋や当時の生活の様子を実物大のジオラマで再現して展示しています。

夕暮れどきのタルトンネの町並み。

理髪店です。

当時の商店。

トイレのある家は少なく、共同便所が一般的だったようです。

マッチ箱を作る内職でしょうか。

昔のオンドルの仕組みがよくわかります。危険と隣り合わせの生活…と思われそうですが、実際は部屋から火は見えないと思います。かまどの熱を床の下にトンネルで通している状態がわかるよう展示してあるのだと思いますが…実際にむき出しだったんでしょうか?

台所のかまどの熱は床下のトンネルを通して、オンドルに利用しました。夏は別のかまどを使うのかな?じゃないと暑そうです。

当時のテレビ放送が流れていました。

小さい子どもは怖がりそうなリアル遺影。


実際に入れる部屋もあったので、溶け込んでみました。

2階には、当時の制服を着て写真を撮ることもできる写真館も再現されていました。

可愛らしいお坊ちゃんをパチリ。

昔のカフェーに昔のお嬢さん方。



ゴンさんが小さい頃には、手前の手作りランプは日常でよく目にしたそうです。我が家にも1個置いときたいです。

記念品コーナーでは、レトロ雑貨や駄菓子などを販売していました。

タルトンネ博物館のノスタルジー具合いがとってもツボで楽しめました。博物館を出ると公園にたくさんの家族連れの姿が。

お子様専用プールのようです。

夏の韓国は、どこにでもテントを貼るのが流行っています。

■水道局山タルトンネ博物館
住所:인천시 동구 송현동 163
電話:032-770-6131
営業時間:9:00~18:00(閉館の30分前まで入館受付)
休業日:毎週月曜日、1/1、旧正月、秋夕
料金 入館料:大人 500ウォン/中高校生 300ウォン/小学生以下 200ウォン
周辺には、タルトンネの名残が残っていました。



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