2015/08/24
庭の渋柿で柿渋染めに使う柿渋液を仕込み
庭にたくさん実った渋柿で柿渋作りに挑戦!
柿渋(かきしぶ)は、渋柿の未熟な果実を粉砕、圧搾して得られた汁液を発酵、熟成させたものです。
その柿渋を何回も塗り重ねると鮮やかな褐色の柿渋色に発色し、化学染料にはない独特の風合いになります。
柿渋は古くから庶民の生活の中で日常的に用いられました。
高い防水・防腐・防虫効果を持ち、漁網、醸造用絞り袋、染色用型紙、渋団扇、紙衣、和傘などあらゆる日用品に塗られていました。
また、柿渋は漢方薬としても知られ、タンニンが血圧降下、火傷、二日酔いなどに効くといわれています。
実は以前から柿渋染めに挑戦してみたいと思っていましたが、渋柿が手に入らないので諦めていました。
見た目では渋柿かどうか見分け方が分からないのですが、去年の夏、大家さんがこの柿は甘いと言っていたのです。甘い柿では柿渋液は作れないからガッカリ。そして、熟した柿を食べて初めて渋柿だと気が付きました。でも柔らかくなるまで完熟させると甘くなりますよ。
【柿渋液の作り方】
①熟していない青い状態の渋柿をよく洗います。

②ヘタを取った渋柿を切る。

③渋柿を細かく潰す。水を加えてミキサーで砕く方法が簡単。厚手のビニール袋に入れ木槌などで叩いても良い。

④ステンレスかプラスチックの容器に入れ、ひたひたの水に浸して発酵させます。発酵するので、軽くフタをする。

⑤7~10日後、布で濾して絞り、柿渋液を抽出。手に付かないようゴム手袋をする。軽くフタをする。
⑥約1年間熟成。2~3年熟成させるとさらに良い柿渋の出来上がり。
水を混ぜない方法もありますが、水を混ぜると保存の際に凝固するのを防ぐことができるようです。
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