2015/09/06
レッドパームのオレンジキッチンソープ手作り
石けん作りを始めてから1年8ヶ月が経ちました。去年は、石けん作りが楽しくて、試行錯誤してたくさんの石けんを作りました。去年1年間に25バッチ仕込みました。今年は5バッチ仕込んだだけ。昨日、久しぶりに石けんを仕込みました。
コールドプロセスという方法で、油とアルカリ(苛性ソーダ)を混ぜて作ります。
石けん作りの楽しさは、使用する油脂の種類や配合によって使用感や泡立ちが変わること。キッチンソープ用の洗浄力強めの配合、肌に優しい配合、好みの精油を加えて香りを付けるなど、自分だけのレシピを考えるのも楽しい♪
レシピを考える際にお世話になっている鹸化率計算機。使用するオイルの種類と分量などを入力すると必要な苛性ソーダと水分量を簡単に導き出すことができます。→アルカリ計算&石けんシュミレーション
鹸化率とは、油脂を100%石けんにするのに必要な苛性ソーダの量。油脂の種類によって鹸化率は違います。
石けん内に未反応の苛性ソーダを残さないためには、苛性ソーダの量を少し減らします(ディスカウントと言います)。ディスカウント率が高いと油脂が多く残ることになり、マイルドな石けんになります。
顔や身体に使う石けんはディスカウント率5%くらいが好きですが、今回はキッチンソープなので1%ディスカウント(鹸化率99%)、油汚れに強く肌にも優しい石けんを目指します。
【オレンジキッチンソープレシピ】
オリーブ油400g
ココナッツ油200g
レッドパーム油200g
苛性ソーダ119g(99%)
水272g(34%)
オレンジ精油10ml
水に苛性ソーダを溶かします。化学反応により、高温になりガスが発生するため危険です!40度前後まで冷ます。

すべてのオイルを合わせ、40度前後になるまで温めます。

オイルと苛性ソーダを溶かした水が同じ温度になったら、トレースが出るまで混ぜる。配合によっては、トレースが出るのに2時間以上掛かることもあります。精油を入れる場合は、型に流す直前に。

24時間保温します。寒い時期には発泡スチロール箱を二重にして、しっかり保温しますが、今の時期だと過剰かもしれない。

途中、気になって保温箱の中の様子をうかがってみたところ、温度が上がり過ぎていたので、保温箱のふたを開けて少し冷ましました。
昨日の夕方に仕込んで、まだ24時間経っていませんが、鹸化率が高いので固まるのも速い。一気に型出しとカット。さらに1ヶ月以上熟成させます。

仕込みに使った道具はすぐに洗わずに、しばらく置いておきます。

翌日には、素手で触るには刺激が強いですが、ちゃんと泡立つ石けんになっています。

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