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レッドパームのオレンジキッチンソープ手作り

石けん作りを始めてから1年8ヶ月が経ちました。去年は、石けん作りが楽しくて、試行錯誤してたくさんの石けんを作りました。去年1年間に25バッチ仕込みました。

今年は5バッチ仕込んだだけ。昨日、久しぶりに石けんを仕込みました。

コールドプロセスという方法で、油とアルカリ(苛性ソーダ)を混ぜて作ります。

石けん作りの楽しさは、使用する油脂の種類や配合によって使用感や泡立ちが変わること。キッチンソープ用の洗浄力強めの配合、肌に優しい配合、好みの精油を加えて香りを付けるなど、自分だけのレシピを考えるのも楽しい♪

レシピを考える際にお世話になっている鹸化率計算機。使用するオイルの種類と分量などを入力すると必要な苛性ソーダと水分量を簡単に導き出すことができます。→アルカリ計算&石けんシュミレーション

鹸化率とは、油脂を100%石けんにするのに必要な苛性ソーダの量。油脂の種類によって鹸化率は違います。

石けん内に未反応の苛性ソーダを残さないためには、苛性ソーダの量を少し減らします(ディスカウントと言います)。ディスカウント率が高いと油脂が多く残ることになり、マイルドな石けんになります。

顔や身体に使う石けんはディスカウント率5%くらいが好きですが、今回はキッチンソープなので1%ディスカウント(鹸化率99%)、油汚れに強く肌にも優しい石けんを目指します。

【オレンジキッチンソープレシピ】
オリーブ油400g
ココナッツ油200g
レッドパーム油200g
苛性ソーダ119g(99%)
水272g(34%)
オレンジ精油10ml

水に苛性ソーダを溶かします。化学反応により、高温になりガスが発生するため危険です!40度前後まで冷ます。



すべてのオイルを合わせ、40度前後になるまで温めます。



オイルと苛性ソーダを溶かした水が同じ温度になったら、トレースが出るまで混ぜる。配合によっては、トレースが出るのに2時間以上掛かることもあります。精油を入れる場合は、型に流す直前に。



24時間保温します。寒い時期には発泡スチロール箱を二重にして、しっかり保温しますが、今の時期だと過剰かもしれない。



途中、気になって保温箱の中の様子をうかがってみたところ、温度が上がり過ぎていたので、保温箱のふたを開けて少し冷ましました。

昨日の夕方に仕込んで、まだ24時間経っていませんが、鹸化率が高いので固まるのも速い。一気に型出しとカット。さらに1ヶ月以上熟成させます。



仕込みに使った道具はすぐに洗わずに、しばらく置いておきます。



翌日には、素手で触るには刺激が強いですが、ちゃんと泡立つ石けんになっています。



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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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