2015/11/15
ヨン様の陶芸の師匠チョン・ハンボン先生の窯元「聞慶(ムンギョン)窯」へ
韓国観光公社在韓日本人ブログ記者団の活動で、慶尚北道(キョンサンブッド)・聞慶(ムンギョン)への日帰りツアーに参加しました。日本人には少しマイナーな聞慶(ムンギョン)とは、ソウルと釜山のちょうど真ん中あたりに位置し、朝鮮時代に地域と首都をつなぐ主要の峠道だった「聞慶セジェ」として広く知られた場所です。また五味子(オミジャ)やりんごの産地としても有名なんだそうです。
私たちが参加した聞慶ツアー「韓国100景第1位の聞慶セジェ浪漫の道と名匠の焼き物に触れる旅。」は、韓国100景第1位の聞慶セジェと聞慶セジェオープン撮影セット場、聞慶窯と陶泉陶磁美術館を巡る見どころ満載のコースです。とても人気があるようで、この日のツアー参加者は私たちを含め30人以上。日本語ガイド付きで案内をしてもらえます。
今回参加したツアー詳細はこちら。→韓国100景第1位の聞慶セジェ浪漫の道と名匠の焼き物に触れる旅。
こちらのツアーは韓国観光公社協賛商品「Koreaご当地シャトル旅」として、1人50,000ウォンの特別価格で提供される格安のツアー。コースは、聞慶(ムンギョン)の他、扶余(プヨ)、平昌(ピョンチャン)&江陵(カンヌン)、安東(アンドン)の4コースがあります。
ロッテホテル本館2階のツアーラウンジに集合し、午前8時半にソウルを出発!サービスエリアで休憩を挟み、聞慶へ向かいます。
高速道路が渋滞していたため、予定時間を遅れて到着。バスを降りたのは、こんなのどかなところです。懐かしい乗り物、テーラーが現役で走っていますよ!

私が子供の頃、ばあちゃんが運転するテーラーの後ろに乗ってよく畑についていきました。ばあちゃんがもう運転できなくなって、今では動かさずに放置されています。私の地元では、現役のテーラーは見ることができなくなりました。

最初の目的地は、韓国の人間文化財として知られている陶芸家の千漢鳳(チョン・ハンボン)先生の窯元、「聞慶窯」と 「陶泉陶磁美術館」です。


こちらは「聞慶窯」の登り窯です。「マンデンイ窯」と呼ばれ、土を丸めて窯のアーチを築いている登り窯です。

先生の娘さんの千慶妃(チョン・キョンヒ)先生がで2代目として技術を継承されています。

千漢鳳(チョン・ハンボン)先生がこの日はいらっしゃったので、直接お目にかかることができました。そして、先生自ら、美術館の展示について、日本語で説明してくださいました。日本の東京生まれで13歳まで日本で生活をされていたそうです。お年は80歳を過ぎていらっしゃいますが、お元気で声にハリがあります。



日本の皇室からの発注を受けて作った花瓶と同じものだそうです。

日本と韓国からの勲章が飾られています。

最後にお茶をいただきました。

湯呑みはもちろん先生の作品です。贅沢ですね。


普段にも使いやすそうな湯呑みや茶碗陶磁器作品をこちらで販売されています。



チョン・ハンボン先生は、ぺ・ヨンジュン氏の著書「韓国の美を探す旅」にも登場する、ヨン様の陶芸の師匠としても有名です。

【陶泉陶磁美術館】
■住所: 慶尚北道 聞慶市 聞慶邑 唐浦里137-1(경북 문경시 문경읍 당포리137-1)
■電話番号:054-572-3090
■アクセス:①東ソウル総合バスターミナルからバスに乗り、聞慶公用バス停留場で下車。(約2時間10分所要)。②タクシーに乗車し美術館へ(約15分所要)。
韓国観光公社在韓日本人ネットワーク
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