2015/12/19
「春香伝(チュニャンジョン)」の舞台「広寒楼苑(クァンハンルウォン)」
南原でおそらく1番有名な観光地「広寒楼苑(クァンハンルウォン)」へ。広寒楼苑は、ドラマ「屋根部屋の皇太子(プリンス)」のロケ地に使われたことで、一躍有名になりました。しつこいですが、こちらが「春香伝(チュニャンジョン)」の舞台です。→韓国版ロミオとジュリエット「春香伝(チュニャンジョン)」のストーリー

土塀に囲まれた広い敷地内に、南原の中心部を流れる蓼川(ヨチョン)から水を引いて川や池も作られました。


春香(チュニャン)を祀ってある春香祠堂の屋根の下に、ウサギと亀がいます。このウサギと亀は、水宮歌(スグンガ)に登場するウサギとスッポン。ウサギがスッポンの背中に乗って水宮に行くところです。ウサギは聡明さを表し、亀は忠誠心を表すとか。日本に「くらげのおつかい」というよく似た昔ばなしがあります。

毎年5月に行われるお祭り「春香祭」では、この春香の肖像画が外に出されるのだそうですよ。


裏側から見た広寒楼。

象が2頭いますが、手間がオス、奥はメスだそうです。

建物の床下は、日本統治時代に刑務所として使われたとか。

1419年に名宰相と言われた黄喜政丞が南原に島流しにされた時、山水を楽しむ場所として広通楼という名で建築され、後に「広寒楼」と名付けられたそうです。

広寒楼の前の池には3つの島があり、三神山を意味しているそう。

この池は天の川を表し、1年に1度、七夕の日に牽牛(ギョニュ)と織姫(チンニョ)が会えるように、カラス(烏)とカササギ(鵲)が橋を作るという伝説から、橋の名前は烏鵲橋(オジャッキョ)なのだそうです。

池にはたくさんの鯉がいますが、一昔前に流行った人面魚みたいな模様の鯉も泳いでいますよ。

柳の木だったかな?象の鼻みたいです。



【広寒楼苑/광한루원(クァンハンルウォン)】
住所:전라북도 남원시 요천로1447
電話:063-625-4861
入場料:大人2,500ウォン
観覧時間:夏期(4月~10月)8~19時(有料)19~20時(無料)/冬期(11月~3月)8~18時(有料)18~20時(無料)
ホームページ→www.gwanghallu.or.kr
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