2015/12/18
韓国版ロミオとジュリエット「春香伝(チュニャンジョン)」のストーリー
今回1泊2日で訪れた南原(ナムウォン)は、「春香伝(チュニャンジョン)」の舞台。実はわたくし、このお話まったく知りませんでした。南原ではあらゆる場所でこの春香(チュニャン)が登場するので、あらかじめストーリーを知った上で南原を訪れれば、さらに楽しい旅になることと思います。
「春香伝」は朝鮮時代の説話で、パンソリの演目「春香歌」として広まりました。韓国版ロミオとジュリエットとも言われ、小説や映画にもなり、現在でも人気のある作品です。
広寒楼園(クァンファンルウォン)内の春香館に「春香伝」のストーリーがわかりやすく絵で展示されていました。そこで、あらすじを簡単に紹介します。

役人である父親の赴任で南原にきていた夢龍(モンニョン)は、広寒楼院の池に浮かぶ島でブランコに揺られていた美しい女性にひとめぼれする。

その女性の後をつけていったところ、妓生(キーセン)である月梅(ウォルメ)の娘、春香(チュニャン)だと判明。

やがて2人は夫婦の契りを結ぶ。

父の任期が終わり、夢龍は都に帰ることになり、夢龍と春香は離れ離れに。

代わりに赴任した役人が、美しい春香に目をつけ我が物としようとする。

「きっと迎えに来る」という夢龍の言葉を信じ、役人からの要求を拒み続けた結果、投獄され拷問を受ける春香。

いっぽう夢龍は科挙に合格し、暗行御史(王の隠密派遣使)となって地方視察のため南原に潜入した。

夢龍は役人の悪事を暴いて彼を罰し、春香を救出する。

春香は危機一髪で夢龍に助けられ、末永く幸せに暮らした。

そんなお話だそうです。こちらではハッピーエンドで終わりましたが、最後に春香が死んで終わる悲しいバージョンのストーリーもあるそうです。
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