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西成の激安昭和レトロ喫茶「マル屋」

なかなかレアな喫茶店に行きました。南海汐見橋線西天下茶屋駅近くの銀座商店街を入ってすぐ左側にある「マル屋」。リアル昭和レトロ喫茶です。



ついに来ることができた。しかしカメラの設定を間違えていたせいで写真が悲惨。



ショーケースにはホットケーキ80円。この店の売りなのか?



いや、ざるそば押しなのか?



お客さんは高校生らしき若者が3人。もしかしたら、タバコ吸っても何も言われないからだろうか?



メニューの種類が多く、値段はすべてが破格。コーヒー160円、ウインナコーヒー200円、牛乳コーヒー170円、ミルクコーヒー170円とある。



私「ミルクコーヒーと牛乳コーヒーは何が違うんですか?」
マスター「昔のメニューなので、今は全部オーレですわ。」
私「では、オーレとホットケーキお願いします。」
マスター「ホットケーキは子供さん用の小さいものですがよろしいですか?」
私「はい。」

お会計は、商品と引き換えに支払うシステム。オーレとホットケーキで250円。普通ならコーヒーだけでももっとするやろ。



ホットケーキはあらかじめ焼いて保存してあったものを電子レンジで温めているらしい。それにしても奥でマスターがトッピングしてくれたこれはなんなのだ。



まったく期待していなかったのだけど、コーヒーもホットケーキも意外に悪くない。もしかしたら食事系も大丈夫かもしれない。確認しなければ。

私「食べ物は何が人気がありますか?」
マスター「…」
私「食べ物は何が人気がありますか?」
マスター「なんともよう言いませんわ。人それぞれ好みがありますよって。」
私は何がおいしいか聞いたわけではなく、何が人気があるか聞いたのだが、聞いてはいけないことを聞いてしまったのかもしれない。
私「それでは食べ物は何がありますか?」
マスター「色々あります…焼きそばとかカレーとか…」そうか、焼きそばがおすすめか。
私「では焼きそばにします。」
マスター「焼きそばはあるというだけで、おいしいもんではありませんよ。」
私「ではカレーにします。」
マスター「カレーは辛いですよ。学生さんに聞いてもろたらわかりますけど。」
私「カレーでお願いします。」

カレーは、少しべしょっとしたご飯にかかっていて、生卵がトッピングされている。そこまで辛くないが、何か物足りないので、ウスターソースらしきソースをかけて食べた。それにしても、カレーライス卵乗せを250円で出せるなんて凄いわ。



外国人が1人でお店に入って来た。マスターに挨拶をしたら、あまり話しかけられたくないのか、早く席に座るように言われた。

せっかくなので、同じテーブルに座るようすすめてみた。彼はこの近くのゲストハウスに滞在中で、独学で日本語を勉強中とのこと。手には近所の惣菜屋さんで買ったテッチャン焼きのパックを持っていた。テッチャンは値段も安くお気に入りとのこと。大阪人はおもしろいから、大阪に来たそう。うん、私もそう思うよ!



トイレには、注意書きが。「トイレロール20cm~30cm位(1回)お願いします。(二重紙です)」



3時ごろから閉店までの4時間くらいの間に来たお客さんは、私、外国人、学生3人のみ。こんなに安いのに、こんなに暇で大丈夫なのか。いや、でもこのひっそり感が好き。絶対また行きます。

【マル屋】
住所:西成区千本北2-1-33
電話:6661-9166
営業時間:07:00~19:00

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コメント

注射器の注意書きはありましたか?

先日、知人が大阪の西成に行ってきたそうですが、公衆トイレに覚醒剤をうった後の注射器を捨てる人が結構いるらしく、トイレに『注射器は流せないので捨てないでください』という張り紙がしてあったと話してくれました。
でも、橋下先生が市長になってから外国人観光客への配慮からそういうものに対する規制や締め付けを厳しくしたらしく、最近は青空カラオケや注射器の注意書きとかもあまり見なくなったとのことでしたけど。ジャリん子チエなどでも話題になる
萩之茶屋小学校も、有棘鉄線がはりめぐらされてバリケード要塞みたくなってしまったそうです。

Re: 注射器の注意書きはありましたか?

カイカイ反応通信愛読者様
へえ〜そうなんですね。その張り紙は見ませんでしたが、覚せい剤に関した張り紙や、女性用の公衆トイレに「公衆トイレの使用に抵抗がある方はパチンコ店のトイレをご使用ください」と地元警察による張り紙があったりしました。
確かに外国人が増えたので、その方たちへのイメージが心配ですね。一応配慮はしているのですね〜!

No title

やばい!これはなかなかの掘り出し物喫茶店だね~v-351
うちも学生の頃、大阪のレトロな変な喫茶店に一人で探索するのにはまった事あったわ^^
今後のみきさんの面白レポートにも期待してます~i-1

Re: No title

azumiちゃん
azumiちゃんは関西出身だったっけ?大阪おもしろいね〜!きっと探せば私の地元にもおもしろスポットあるんだろうなぁ。もっと頑張ります!

No title

設定間違えてちょっと幻想的な(笑)写真の感じとマスターの言うことと、喫茶のゆるさと激安具合と、もうなんていい記事なんだろう。すべてが完璧。

Re: No title

りうめいさん、わー嬉しい!
こんな素敵喫茶店が近所にあったら良いのにね。すんごいゆっくりできるよ。

No title

この喫茶店最高やね。大阪に帰省した際に行きます。西成の雰囲気大好き。日本楽しんでくださいね。機会あれば横浜にも来てね。あ、東京嫌いって言ってたな笑

Re: No title

まさよさん、この喫茶店なかなか穴場です。行ってみてくださいね!
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プロフィール

miki

名前 : miki

好きなもの:旅行、古いもの、ハンドメイド、節約、変なもの、おいしいもの、市場

タイ・バンコクの安宿で出会った9歳年下貧乏韓国人ゴンさん(Park Kunwoo)とスピード結婚。結婚当時は夫婦共に無職、夫の全財産は約2万円でした。

2004年〜初めてのタイバックパック旅行でタイにはまり、東南アジアを中心に一人旅をするように。

2009年12月〜バンコクの安宿で、日本語ペラペラ9才年下の韓国人ゴンさんに出会い一目惚れ。プロポーズされ、約2週間交際。

2010年3月〜3ヶ月ぶりにゴンさんに会うため韓国へ。韓国で約3週間交際。35歳の誕生日に籍を入れることを目標に、2人で日本へ。

2010年4月〜日本に帰国した翌日、家族全員に紹介しないまま入籍。愛知県一宮で新婚生活がスタート。

2010年9月〜台湾、スリランカ、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、中国などの国々を夫婦で放浪。その後しばらく別居。

2011年12月〜ゴンさんはインドでガイドとして働くことになりインドへ。私も後からインドへ。

2012年3月〜ゴンさんが痔になり、急遽タイの病院へ。しばらくタイで静養生活。

2012年4月〜ゴンさんは韓国、私は日本へそれぞれ帰国し、しばらく別居生活。

2012年6月〜ゴンさんがソウルで勝手に物件契約。仕方なくアジアン雑貨店「南山アソーク」をオープン。

2012年12月〜南山アソーク閉店。夫婦でインド旅行。

2013年3月〜ゴンさんはニュージーランドへ。約半年間の別居生活。

2013年9月〜ついに韓国で部屋を借り定住。家賃は月23万ウォン。

2014年3月〜私達夫婦の出会いから結婚、放浪、貧乏生活などのエピソードが書籍に。韓国ソダム出版よりPark Kunwoo著「글로벌거지부부(グローバル乞食夫婦)」出版。

2014年6月〜ソウルに残るタルトンネ(貧民街)に引っ越し。家賃不要のチョンセ物件でのんびりとした生活が始まる。

2014年12月〜ソウルの寒さから逃れるため、約3ヶ月間、夫婦で台湾徒歩一周。

2015年3月〜Park Kunwoo著「글로벌거지부부」翻訳版が台湾で出版される。

2015年5月〜ゴンさんが韓国の大手旅行会社で添乗員として働きはじめ、貧乏脱出。

2016年5月〜ゴンさんは自由に生きることを選択、大手旅行会社を辞める。

2016年9月〜ゴンさんは添乗員、私はツアー客としてスペインサンティアゴ巡礼ツアーに参加。フランスのサン・ジャン・ピエド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約800kmの巡礼路を踏破。

2019年4月〜韓国ソダム出版からゴンさん(박건우)の新刊「느리게 천천히 가도 괜찮아」出版。タイトルの日本語訳は「のんびりゆっくり行っても大丈夫」です。私たち日韓貧乏夫婦の台湾一周徒歩旅行記(韓国語版)です。

2019年11月〜YouTube配信中!




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